ミシン糸

ミシン糸は基本的に布と同質の糸を使用します。最近ではキルトは綿100%の生地ので作のが一般的です。つまり綿100%の糸が適しています。ポリエステル100%の糸は安価で、色も豊富なため購入しやすいが、非常に強いため綿100%の布に使用すると何かに引っ掛かった時に糸が切れるより先に綿の布を切ってしまうおそれがあります。ただし、綿をポリエステルでカバーした糸は綿の糸の切れやすさをカバーしピーシングに適しています。

ミシン糸の色

糸の色は上糸と下糸ともに、使用する布の濃い色にあわせて選びます。比較的薄い色の布ばかりを縫う時には、白かオフホワイト、薄めのグレイなどが適しています。比較的濃い色の布ばかりを縫う時には、茶色か濃いめのグレイが適しています。布の色の変化によって糸の色を変える必要はありません。白、オフホワイト、グレイ、茶のいずれかの糸で間に合います。又、上糸と下糸の色は、必ずしも同じでなくても支障はありません。

縫い代は常に6mm(1/4インチ)

正確にピーシングを行うために、縫い代幅は常に6mm にします。これが正しくないとブロックのコーナーとコーナーや、ポイントとポイントがあわなくなります。 ・ミシンに6mm (1/4インチ) の印がある場合は、その印に従い布の端をあわせます。 ・多くのミシンは、針の落ちる位置から押さえの端までの距離が6mm です。この押さえの 端に布の端をあわせて縫うこともできます。 ・何も目安になるものがない場合は、ミシンの針の落ちる位置から6mm のところにテープ を張って、常にそのテープに布の端をあわせて縫うこともできます。 縫い代はなぜ6mmなのか? 日本では日常生活の中で、そう大きくないものをセンチメートルで表現するように、アメリカではインチという単位が一般的に使われています。 1 インチは約2.5cm です。アメリカではキルトを作るために使う定規もインチ単位です。細かい目盛りは1インチが四等分されていて、 1/4 インチや1/2インチといったサイズを頻繁に使います。アメリカのキルトの縫い代は1/4 インチが常識です。つまり日本では約6mm に相当します。ご存じのようにアメリカはとてもキルトが盛んな国で、日本に大変影響しています。縫い代の幅もそのひとつです。インチは私たちにとって馴染みのない単位ですが、インチが使えるとアメリカで出版されるキルトの本も利用できます。そこには、日本で出版される本とは違った作品が紹介されています。

縫い目の大きさは1cmに3~4目

ピースを中表に、カットしたエッジを一直線にあわせてコーナーをあわせます。まち針をうつ必要はありません。返し縫いもしません。縫い目の大きさは、1cm あたり3 ~4 目くらいが適当です。それは簡単にほどけてしまわない程度で、また間違えて縫ってしまった時にほどくことができる程度です。

ほどき方

間違えて縫ってしまった時は、シームリッパーで片面の縫い目を3~4目ごとに糸を切り、ひっくり返してもう一方の面の糸を引っ張ると布に無理な力を加えず布が伸びることなくほどけます。

チェーンステッチ

チェーンステッチとは、一組のピースを縫い合わせる毎に、針を一番下に下ろして、一端押さえを上げ、そのまま糸を切らずに続けて次のピースを縫うことです。ピーシングするために手元に用意したピースは一気に続けて縫います。大幅な時間と糸の節約になります。縫い上がったらピースとピースの間の糸をはさみで切ります。

縫い代を倒す方向

縫い代はふたつに開かず、必ず一方向に倒します。開くより縫い目が強力に固定できることと、後ほど中に入れるバッティングが縫い目から表に出てしまうのを避けるためです。縫い代は、基本的に濃い色の布の方向に倒します。それは薄い色の布を通して濃い色の布が表に透けてしまうのを避けるためです。しかし、更に隣のピースやブロックと縫い合わせた時に、そのルールに従うと縫い代が何枚も同方向に重なってしまいうことがあります。その時は薄い方に倒します。局所的に厚みが出てるとミシン操作が非常に困難になってしまいます。また、出来上がった時にキルトの表面に凹凸が出てしまいます。もし、どうしても濃い布が透けてしまうようなら、可能な限り狭い縫い代を残して切り取ってしまいます。

指アイロンとスチームアイロン

ピースを縫い合せたとき、まずは両手の親指の腹で伸ばさないように指アイロンをかけておきます。縫い代の数が増えて重なってきたらスチームアイロンをかけ落ちつかせると、困難なくピーシングを続けることができます。アイロンはまず縫い代のある面からかけ、次に表にかけます。滑らせながらかけるのではなく、可能な限り持ち上げて下ろして持ち上げて下ろしての動作を繰り返し、布を伸ばしてしまったりゆがまないように注意します。縫い目に”きせ”がかかるとサイズが変わってしまうので注意します。

待ち針の打ち方

まち針はポイントやコーナーをしっかり縫い合わせなければ、表に返したときにデサインが壊れてしまうおそれのある場合や、長さが多少違うものを縫い合わせる場合に使います。縫う方向に対して直角に各ポイント毎に打ちます。特にポイントのないものには、両コーナーと中心に打ち必要に応じて間に打ちます。実際に縫う時にはミシン針がまち針まで近づいたら抜いて縫い進めます。まち針にミシン針がぶつかると、どちらかの針が折れてしまったり曲がってしまうことがあります。

長さの違うピースのピーシング

ピースをいくつも縫い合わせるに従って、小さなずれが蓄積し出来上がったひとつ目のブロックとふたつ目のブロックの大きさが多少違ってくることがあります。サイズがあわない場合はまち針を打ち、たるみを均等に配分し短い方のピースを上に長いピースを下にして、上のピースを引っ張り気味にして縫います。

縫い始めのトラブル

小さなピースを縫い合わせるので、しばしば布が針穴の中に巻き込まれてしまったり、糸が絡んでしまうことがあります。次の対処方法を試してみてください。 ・下糸の入っているカマの中に、布のカスやほこりがすぐに溜まります。これはトラブル の原因になるので頻繁に外してハケで掃除します。 ・上糸と下糸を左手で、向こう側に引っ張りながら縫いはじめます。 ・不要な布を縫ってから糸をきらずにそのまま続けて、必要なピースのピーシングに入ります。 ・ピースの下に不要な広告などを重ね、紙と一緒に縫い、紙は後で手で取り除きます。

縫い目のトラブル

まれにステッチが飛んでしまったり、不規則な目の大きさになってしまったり糸調子が一定でない時があります。次の点をチャックします。 ・糸通しが正しくされているか確認します。 ・針の位置や向きが正しいか確認しつけかえてみます。 ・それでもダメなら新しい針と交換します。 ・糸がミシン専用かどうか確認します。ミシン糸用の糸巻きに巻いてあっても必ずしもミ シン糸とは限りません。

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