布は綿100%がおすすめ

キルトは限界のない芸術です。綿、ウール、シルク、化繊、ラメ、毛皮、ビニール、皮、その他新型の布、身のまわりの着古したブラウス、スカート、コート、パジャマ、ネクタイなどどんな布も使用できます。しかし、最近ではほとんどのキルトは、綿(めん)100%の布が使われます。それは大変切りやすく縫いやすいからです。また、アイロンで折り目がつけやすく洗濯に強く型崩れしないからです。また、無地やプリント柄など種類が豊富で選択の幅も非常に広いからです。  綿とポリエステルの混紡布も使われますが、カットする時やピーシングする時にすべりがちで扱いにくく、何枚も重ねると皺がよってキルティングしにくいため、あまりお薦めできません。しかし、綿にはない光沢があり、綿と同様に種類も豊富です。

効果的に用いる素材

効果的に用いる方法として、動物のアップリケの部分に皮などを使うとリアルな印象を与えます。一味違った創造的な楽しみ方ですが、あまり耐久性がありません。洗濯する必要のない壁かけのようなものを作る場合なら、時折試してみるのも面白いでしょう。基本的には特別な目的がない限り、違う種類の布を混ぜて使わない方が無難です。布は種類によって特徴が違いますから、洗濯したら一種類だけ色あせてしまったり、縮んでしまったりといった思わぬトラブルが生じるのを防ぐためです。

色はキルトのマジック

キルトは配色が命! 時としてパターンやデザイン以上の力を持ちます。他のどんな要素よりもキルトを印象づける大きな影響力を持っています。作品の中にしめる大きさや隣あった色との組み合わせによっても変化します。しかし、それは個人の趣味であり主観的なものです。基本的には自分の思いのまま、好きに冒険できるという無限の可能性を秘めています。色選びのセンスを向上するためには、日頃から目にして奇麗だと思った色の組み合せなどを、必ずメモしたり写真におさめるなどして記憶にとどめることです。実際に作品を作る時にそれらの記録を参考にしながら、作品に取り入れることによって自分が綺麗だと思う色合いの仕上がりになります。

バックグラウンド(枠布)

作品の枠にあたる部分の色を白、黒、ベージュ色、茶、クリーム色、濃いグレイ、くすんだ緑色などを使うと、他の色を強調する効果があります。つまり壁紙に落ち着いた色に使うと、家具や壁掛けが引き立つように、パッチワークキルトも、枠(ボーダーといいますが)の部分に落ち着いた色を使うと、柄やパターンが引き立ちます。

無地とプリント柄

無地の布だけで完成されたキルトはとても斬新な感じがしますが、少々、殺風景な印象を受けます。プリント柄を加えるととても華やいだ雰囲気になります。また、プリント柄だけを巧みに使って、色のバリエーションを楽しみながら作る作品(ウォーターカラーキルトやバジェロ)もあります。また、ストライプや水玉などを加えて、パターンを効果的に見せることもできます。

プリント柄の大きさ

キルトには比較的小さなプリント柄が適していますが、その使い方によっては中くらいの柄や大きな柄を組み合わせるととても効果的です。小さいもの、中くらいのもの、大きいものを組み合わせて使うのも面白いです。しかし、大きな柄を小さく切ってしまっては、柄が壊れてしまいますから、大きなピースの部分に使ったり柄を切り取ってモチーフ風にアップリケするのもひとつのアイディアです。

ストライプ

ストライプは人目をひく柄で、プリント柄と組み合わせるとまた違った効果をもたらします。布に方向性があるため間違えやすく敬遠しがちですが、積極的に使ってみると仕上がりに思わぬ印象をもたらします。

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